コンビニコーヒー 上位2社がマシン刷新、ドリップが主流となる

2018年11月26日

コンビニエンスストア(CVS)のコーヒーが新たな局面を迎えている。業界トップのセブン‐イレブン・ジャパンと2位のファミリーマートがこの秋、新コーヒーマシンへの入れ替えを相次いで発表した。ラテにこだわり、ラテに合うコーヒーとしてエスプレッソで差別化してきたファミマが業界標準のドリップタイプに切り替える。一方でセブンはボタンを押さなくてもホットとアイス、レギュラーとラージを自動検知し、抽出時間を2割短縮する最新鋭のマシンを導入する。

「ファミマカフェ」の18年度上期日商は、ブラックが前年比5%減、ラテ7%減、トータル6%減(フラッペ除く)と苦戦が続く。13年度の全店導入から5年が経ち、マシンの劣化で味にブレが生じてきたことが背景にあるという。

他のCVSの多くは日本人の嗜好に最も合うとしてドリップを選択している。ファミマはマシンの入れ替えにあたり、CVSコーヒーの主流がドリップという実情に合わせる。ラテにこだわってきた同社だが、きめの細かいミルクでドリップでもおいしいカフェラテが提供できるようになったと判断した。新マシンはメニューボタンが従来の2倍の16個あり、「濃いめ」も選択でき、エスプレッソを支持していた顧客にも対応する。今期中に約5400店に導入し、来期中に全店への導入を完了させる。

〈セブンは抽出時間を45秒から39秒に短縮〉

セブンの新マシンは、従来のボタン式から液晶のタッチパネルに変更した次世代型。カップをセットするとホットとアイス、レギュラーとラージを自動検知するため、ボタンの押し間違えがなくなる。モニターには英語表記もでき、インバウンドにも対応する。抽出工程の見直しで抽出時間を45秒から39秒に短縮した。清掃時に取り出す部品と拭く箇所を減らし、清掃時間を5分短縮して加盟店の負担も減らした。

ブラック専用マシンのみの入れ替えで、12月から新店と改装店から順次導入し、全店導入時期は未定。ラテ兼用マシンは当面従来型で据えおき、その間は自動検知のブラックマシン、ボタン式のラテ兼用マシンが混在することになる。

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