大炎上のスルガ銀行、税理士の視点で見えてきた実態と今後について

大炎上のスルガ銀行、税理士の視点で見えてきた実態と今後について

2018年9月30日

スルガ銀行は、かつては素晴らしいビジネスモデルを創出する銀行として評価されていました。例えば、「スルガ銀行のように戦略を工夫することで連続最高益を計上する地銀も出てきている(2017年5月21日付日経新聞社説)」とか、「スルガ銀行は非正規社員やひとり親世代の住宅ローンなどに照準を絞って顧客層を広げている(2016年9月28日付日経新聞朝刊)」といった記事がありました。

具体的には、法人融資ではなく、利ざやが稼げるといわれる個人融資に舵を切って利益をあげる戦略をとってきたのです。2017年3月期決算における経常利益額(単体)は、地方銀行64行中、横浜、千葉、福岡に次いで4番目に大きい金額でした。

2018年3月期決算での経常利益は大きく落ち込み、地方銀行の中での順位も42位まで一気に落ちました。経常利益額を比較すると、17年3月期では571億6千万円なのに対し、18年3月期では86億7千万円と約85%減少となっています。

このように経常利益が落ち込んだのは費用の増加です。そして、費用が増加した主な要因は、貸倒引当金で、貸倒引当金とは貸付金が回収不能になる可能性を考慮して計上するものです。貸倒引当金を18年3月期で一気に計上した要因は、不正融資もさることながら、ハイリスクハイリターンで融資を行ってきたからと考えられます。

銀行として利ざやを稼げるということは、他の銀行と比較して高い金利で融資ができるということで、いわばハイリスクハイリターンです。焦げ付きが他行に比べて多くなるので、貸倒引当金も積み増す必要があったものと考えます。

参照:
https://www.zeiri4.com/c_1032/n_597/

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組織作りを①から見直して健全性に努める以外になさそう。



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