エンタメクリエイターってどんな仕事?中内勇太さんに聞いてみた

皆が楽しませ合い、エンタメが楽しめる交流イベントや、
素人だけのチームで人の心が動いちゃう物語づくり、
誰かと応援し合い、エンタメを楽しめる、秘密基地づくり、

様々なプロジェクトを手掛けるエンタメクリエイター中内さんですが、 具体的には何をしている人なの?ということでそんな中内さんに話を聞いてみました!

中内勇太と対談画像

現在の職業を教えてください

中内勇太のアイコン画像 エンタメクリエイターです。現在はマジシャンがメインのお仕事ですが、
ワークショップやイベント関係を主催したり、飲食店の出店計画を進めたりしながら多方面でお仕事をしています。
現在の職業は全て、最終目的である“周りの大切な人を支えられる環境を創る”ためにしています。

僕は“村づくり”と呼んでいるのですが、日本の昔の村であれば隣人に誰が住んでいるか分かる状態であったし、
誰かが困っていれば助け合える環境もあったと思います。しかし、今はそういった環境が残念ながら見られにくい。
だったら作ってしまおうと、多方面で仕事をしています。

周りが支え合える環境というのは、あたたかい気持ちがなければ作れないと思います。
エンターテイメントは人の感情が交わらなければ成り立たないものです。
何より、あたたかい気持ちを生み易いツールです。
なので、周りを支え合える環境創りにはエンタメを生活浸透させることが近道と考え、 ショーやワークショップ、イベント関係の仕事を通して作っている状態です。

マジック一筋だけでなく、多方面で仕事をするのは何故でしょうか。

中内勇太のアイコン画像 自分の信念を貫くためにしています。
収入を一本化してしまうと、収入のために自分の信念を曲げなければいけないこともあります。
すると、想いを込めた本気の仕事ができなくなり、行動する意味を見失ってしまうこともあります。

また、その事業が事故で動かせなくなったら生きていけなくなってしまいます。
そういう事態を回避できるように収入源を複数にしています。

これからますます、テクノロジーの発達で誰でもできる仕事は無くなっていきます。
好きなことしか仕事にできない時代に突入しているので、 好きなことで生きていける準備を何年も前から進めています。

自分が納得した仕事を選び、お客様が喜んでもらえる仕事をしたいと思って仕事をしています。

給与構造を教えください。

中内勇太のアイコン画像 現在は、イベントやマジックショー出演で6割、その他で4割という収入構造です。メインはマジック関連です。

仕事を始めたきっかけを教えてください。

中内勇太のアイコン画像 小学校3年生から人気者になりたくて趣味でマジックをスタートしました。

最初は量販店でよく売っているマジックのグッズを買って練習をして、友達にみせていました。

仕事で苦労したことはありますか。

中内勇太のアイコン画像 大学生の時も色々な方からお仕事の依頼を受けてマジックをしていました。
お金をいただいてマジックショーを行うということは、自分の信念を曲げなければいけない事もあって、 葛藤していた時期もありました。

自分が込めた想いが伝えられるマジックを届けたいのに出来ない自分にいら立ちも感じました。
その為、現在は自分が納得できる仕事だけできる環境を整え始めています。
お金だけいただければいいという発想は捨てて、自分の想いをじっかり届けて、 思い描く世界を創っていきたいと思っています。

どんなモノの届けたいと思っていますか。

中内勇太のアイコン画像 マジックに関しては、正直とらえ方は人それぞれですが、元気がでたり心温まるマジックを届けたいと思っています。
テレビ番組では「マジックを見破れるか」という作りのものも多いです。
マジックはタネを隠すエンタメではなく、楽しい時間を一緒につくるコミュニケーションツールとしてあると思っています。
交流イベントやワークショップに関しては、あたたかい気持ちが生まれて人が繋がるきっかけづくりと “自分でも誰かを楽しませることはできる”実感をしてもらうための場所として届けたいと思っています。

仕事の魅力を教えてください

中内勇太のアイコン画像 まず、マジックの魅力については、目の前の人が喜んでいることが実感しやすいことだと思います。
マジックは、老若男女問わず、もしどこの国でも言葉が通じなくてもあたたかい気持ちを生み易い “最高のコミュニケーションツール”なのかもしれませんね。

趣味でしていて、もし失敗しても「一緒に練習しよう!」でいいじゃないですか。それが出来るのがマジックの魅力でもありますね。
交流イベントやワークショップは、目の前の人が「自分でも誰かを楽しませることができるかも!」と 自分の可能性に気付く瞬間に立ち会えます。

特に交流イベントでは、そこから新たな繋がりが生まれて喜んでくれる瞬間も一緒に過ごすことができます。

仕事で大切なことを教えてください。

中内勇太のアイコン画像 目の前の人を喜ばせることと、嘘をつかないことが大切だと思っています。
世の中の多数派やアンチは気にせず、自分の信じたものを発信して行動で示していれば応援してくれる人は必ず出てきます。

今後やりたいことについて教えてください

中内勇太のアイコン画像 教育にエンターテイメントを組み込みたいと考えています。
人と人があたたかい気持ちを交わせるためのコミュニケーションツールの教育です。
今は学校では人を楽しませる方法は教えてもらえないのですが、生きていくうえで人との関わりは必ずあるので必要だと考えています。

マジックに限定してお話すると、マジックは老若男女関係なくあたたかい気持ちをつくれると同時に、 成功体験がとてもし易いので教育には良い効果しか生まれないと思います。

あとは、先ほどまではわかりやすく飲食店という表現をしていましたが、 飲食店という形の秘密基地を作る予定です。
秘密基地は、エンタメ(人を楽しませること)を通してあたたかい気持ちが生まれて人が繋がり、 応援し合える場所をつくるというコンセプトで進めています。

そんな場所があれば、みんなが信頼し合えるコミュニティーが出来上がると思います。
エンタメ目当てでもいい、そこにいる人目当てでもいい、秘密基地に来れば元気が出る、安心できる、そんな環境を作りたいです。

この秘密基地は形を変えていき、最終的には劇場と宿泊施設、そして飲食店が複合した施設にする予定です。
実は動いているものがもう一つありまして、物語を作る予定です。
この物語は、「誰でも人の心を動かすことはできる」ことを分かりやすく証明することが目的で、 プロの脚本家はチームに入れず、わざと素人だけでつくっています。もしこの物語に誰か心動かされた時、 元を辿ると全くの素人がつくっていたと知ったら希望の光になるかなと思っています。

なぜ物語かというと、色んな形に化けやすいからです。
ストーリーがあれば、絵が得意な人は絵本にして誰かに届けられます。 音楽が得意な人は歌にして届けられます。
僕はマジックが得意なのでマジックを演出に使って届けられます。

そうやって、いろんな形で沢山の人に広がるうちにどこかで話題になったら本当に証明できたなと思うと思います。


とにかく人を楽しませることを仕掛け続けていきます。

インタビューありがとうございました!

中内勇太の紹介画像
中内勇太

1991年 広島県安芸郡海田町出身。9歳の頃より独学でマジックを修得。

17歳から4年間の路上パフォーマンスを経て口コミが広がり、現在は広島を中心に全国で活動する広島を代表する若手マジシャン。​

​ 県の事業でも「ひろしまさとやま未来博in東京」ではワークショップ講師として、 「こいのわプロジェクト」ではゲストパフォーマーとして出演した実績もある。

現在、マジックバーではなく人を繋げ笑顔を増やす場として、日月火のみ「バー〇✕」というバーをオーナー店長として運営しており、 どんな人でも人を楽しませることができる可能性を広げている。

インタビュー希望者募集中!!

Minsalaではインタビューを希望する法人・個人で活動されている方を募集します。

インタビュー内容の詳細については下記問い合わせより【インタビュー希望】と記載の上ご連絡ください。
お問い合わせフォームへ